中国人観光客の人気スポットを外す
昨今、中国人観光客が多く日本に訪れています。
中国人に限らず、海外から日本に訪れる観光客は多国籍ではありますが、中国人が目立って多くなっています。
観光業を営んでいる人からすれば喜ばしいことですが、旅先でゆっくりしたいにもかかわらず、多くの中国人が居ると、せっかくのくつろぎ気分が台無しです。
ゆっくりくつろぎの旅をしたいのであれば、中国人があまり来ないような旅先を選ぶことをお薦めします。
中国人の観光客が多くが団体ツアーで来ます。
このため、有名なところはたいてい中国人団体ツアーが来ていると思っていいでしょう。
京都は京都市周辺、東京なら銀座、新宿、秋葉原、浅草などが該当します。
また、主に関東から関西へ、関西から関東へというルートを通る観光ツアーを組むことが多いため、間にある富士山なども中国人団体ツアーに組み込まれていることが多くあります。
この他、単体地域では沖縄や北海道、福岡なども中国人が訪れやすい場所です。
他にも、中国人に限りませんが、大型旅客船で多く訪れることもあります。これは日程にもよりますが、有名な港町で大型旅客船で訪れた中国人が団体で行動しているのを見かけます。
訪れる数があまりにも多く、道に人が溢れるくらいの状態になります。
上記のような場所を避けることで、人混みから逃れたゆっくりとした旅を楽しむことができるでしょう。
中国人が訪れやすい時期ですが、基本的には日本の旅行シーズンと似通っています。夏場が多く、冬場は少なくなります。
冬場には中国での連休である旧正月がありますが、それでも一時的な話ですので、必要以上に意識する必要はありません。
秋にも国慶節という大型連休がありますが、この辺りは日本でも紅葉が綺麗で日本人観光客も多く旅行に出かける時期です。
この辺りが一般的な考えですが、何度も日本に訪れるような中国人も増えており、そうした人は、以前訪れた場所よりかは、新たな場所を求めて旅行することも多くなっています。
このため、王道の関東から関西ではない場所にも出かけるようになっています。
とはいえ、そうした人の数は少なく、団体ツアーで訪れたとしても、人数自体は少ない傾向にあります。
一人旅であれば、好きに行先を決めることができますし、あえて有名どころを避けて旅行することもお薦めです。
日本で旅行をしているのに、中国にいるような感覚を味わいたくないのであれば、一考しましょう。
中国人だけでなく、他の外国人はどうなのか、という指摘もあるでしょうが、中国人ほど団体ツアーで大勢訪れるという傾向は少なく、どちらかというと個人か小規模なツアーで訪れることが多いため、目につく印象としてはさほど強くありません。
また、実際に訪れている人数も2014年の調べでは中国本土、香港、台湾の合計は616万人で、全体の1341万人のほぼ半分近くを占めています。(データは「日本政府観光局(JNTO)」より)
目立つだけに、その行動形態を知り、旅先を選べば、ゆっくりとした旅行を楽しめるでしょう。
2015年7月16日掲載