ホテルや旅館のチェックイン・チェックアウト
ホテルのチェックインとチェックアウトについて紹介します。
まず、チェックインとチェックアウトの意味から説明します。
チェックインは、ホテルや旅館を訪れ、宿泊の手続きをする事を指します。主にフロントと呼ばれる入口近辺にある受付所にて行います。
チェックアウトは、その反対で、部屋を引き払うために行います。鍵の返却などもこの時行い、チェックアウト後は部屋に入ることが出来なくなります。
ここでは、これらのやり方は注意点などを紹介していきます。
チェックインの方法
チェックインをする際には、ホテルや旅館のフロントに行き、チェックインすることを伝えます。
チェックイン時間を確認する
まずは、何時にチェックインが出来るか確認しておきましょう。たいていは予約の段階で、その表示がどこかしらに書いてあると思います。
チェックイン時間後にホテルや旅館を訪れるようにしましょう。
ただ、チェックイン前でもチェックインが可能な場合もあります。部屋の準備が出来ていれば、問題なくホテルを利用できます。
待たされる場合も、ホテルのロビーなどで時間を潰すことができます。
また、ホテルに荷物を預けることが出来る場所も多く、身軽になって観光もできます。
名乗る
もし事前に予約をしていれば、予約をしている何々です、と名乗れば対応してもらえます。インターネット予約の場合は、どのサイトから予約したかを覚えておくとよいでしょう。
予約をしていない場合は、予約をしていないのですが宿泊出来ますか、というように尋ねましょう。部屋に空きがあれば、その場で対応してもらえます。
必要事項の記入
チェックインする際には用紙を渡されます。宿泊者カードなどと呼ばれます。そこに必要事項を記入します。主に名前とフリガナ、住所、電話番号のみを記入します。記入欄には他にも年齢など、細かい情報を記入するスペースを用意してあることもありますが、未記入で構いません。
なお、会社名義で領収書をもらう場合は、会社名も記入しておき、記入後に会社名義で領収書をお願いします、と伝えましょう。
前払いであれば料金支払い
もし、そのホテルや旅館が前払い方式であれば、チェックインの段階で料金を支払います。
支払いは現金やクレジットカードなどで可能です。宿泊先によってはクレジットカード不可のところもあります。事前に確認しておき、また、現金を余分に持っていくなどの対応をしておきましょう。
また、インターネット予約などをする際には、インターネット上で支払いを済ませることもできます。その場合、インターネットで払うか現地で払うか、どちらがよいかはお好みで。
前払いはビジネスホテルや山小屋などが主に行います。
内金の支払いを行う場所も
前払いと異なり、内金の支払いを求められることがあります。
内金の方法としては、現金を多めに支払うのと、もしくはクレジットカードの控えを取られるところの2通りの方法があります。
これは、部屋に飲食可能なミニバーなどがあるホテルの場合に該当します。
余分に支払った現金はチェックアウト時に戻ってきますし、クレジットカードの控えは、クレジットカードで精算後、目の前で破棄してくれます。
この内金は、支払いをせずに部屋を去ることを避けるためのホテル側の保険の意味合いがあります。
内金はランクの高いホテルなどが主に行います。
機械で料金を支払うこともある
最近のビジネスホテルなどでは、フロントで支払いを済ませるのではなく、フロントの脇にある自動支払機で支払うことがあります。この自動支払機でもクレジットカードの利用が可能です。
方法がわからない時はフロントのスタッフが説明してくれます。
たいていは、受け取った部屋のカードキーを自動支払い機に入れ、そして表示された金額を確認してからクレジットカードや現金を投入。あとは画面に表示されている指示通りに支払いを済ませれば完了です。
この支払いを済ませると、カードキーが正式に使用可能になります。後は、そのままカードキーを持って部屋番号のところに移動して部屋に入りましょう。
鍵を受け取り部屋に
チェックインが完了すると鍵を渡されます。
部屋の準備が出来ていない場合は、少しロビーで待たされるかもしれません。
鍵を受け取ったら部屋に行きましょう。
比較的ランクの高いホテルや、旅館の場合は部屋まで案内してくれます。荷物を持ってくれることもあります。
部屋に案内してくれる場合は、部屋の説明も簡単にしてくれます。もし、その時に不明点があれば、尋ねましょう。
以上でチェックインの大まかな説明は終了です。
チェックアウトの方法
チェックアウトの方法を紹介します。ホテルを去る時に行う必要があります。山小屋などでは不要です。
部屋の中を確認する
まず、チェックアウトする前は部屋の中を再度確認しましょう。忘れ物が無いかどうか、念入りに調べます。
ベッドの布団に包まっている忘れものなどは要チェックです。
持っていく荷物を全て入口側に移動させた後、ベッド、テーブルの上、床を再度一通り見まわし、その後、ホテルの鍵を持って移動します。
フロントへ行き、チェックアウトする旨を伝える
荷物を全て持って、また、鍵を持ってフロントへ行きます。そして、フロントのスタッフにチェックアウトお願いします、というようなことを言い、チェックアウトします。
チェックアウト時に行うことは、料金の支払い、鍵の返却です。
鍵を返却する
鍵をフロントに返却します。その後、料金を支払っていない場合は料金の支払いを行います。
もし、前払いしている場合は、鍵を返却して終了です。他に何もなければ、そのままホテルを出ることができます。
また、鍵の返却をフロントで行わず、特定のボックスに入れたり、自動支払機にカードを入れることでチェックアウトが完了するホテルなどもあります。 一部のビジネスホテルが該当します。
どういう形でチェックアウトをするのかはホテルで確認しましょう。
分からなくてもフロントに行けば、教えてもらえます。
料金を支払う
もし、前払いをしていないようであれば、チェックアウト時に料金を支払います。この際、部屋にある飲み物などを飲食したら、その分の申告も行い、合わせて代金を支払います。
なお、部屋の飲み物に関しては伝票が部屋に置いてあるので、その伝票に記入してフロントに一緒に持っていくようにしましょう。
そして代金を支払います。現金やクレジットカードなどで支払いが可能ですが、クレジットカードが使用できないお店もあります。事前に確認するようにしましょう。
また、内金を支払っている場合は、清算してもらえます。余分に払っていればお金が戻ってきますし、クレジットカードの控えを取られている場合は、支払い後にその控えを破棄してもらえます。
鍵の返却と料金の支払いが済めばチェックアウト完了です。そのままホテルを後にすることができます。ホテルのロビーはチェックアウト後も利用可能ですし、レストランなども問題なく利用できます。目的まで時間がある場合は、ロビーやレストランで時間を過ごしましょう。