一人旅の実施状況2014年版

リクルートの「じゃらん」が行っている「じゃらん宿泊旅行調査2014」を元に、一人旅の現状について紹介します。データは国内旅行に関してです。

一人旅を行う人は年々増加しており、9年連続で増加傾向です。

全体で15.4%、去年の14.5%から大幅にアップしています。

理由としては、子供連れの旅行や、職場やサークル活動などの団体旅行が減ったことが、一人旅の率のアップに影響していると思われます。特に職場の団体旅行は取りやめる傾向が強く、こうした他の現象も一人旅の率が上がっている要因でしょう。

年齢別では20歳から34歳までの男性が26.1%と、全体平均の15.4%と比べて大きいことがわかります。

35歳から49歳の男性も21.9%と、20%を越えています。

現在の20歳から34歳で一人旅を経験した人が年齢を重ねることにより、年配の人の一人旅の率も上がっていくのではないでしょうか。

これらは結婚しない人が増えていることも、年配層にも一人旅が広がる要因と思われます。

女性も一人旅を行う人が増えており、20歳から34歳は11.6%、35歳から49歳は9.7%、50歳から79歳は11.0%と、どの年代も10%前後です。

女性は20歳から49歳までは増加傾向、逆に50歳から79歳は多少ではありますが減少しています。

女性の年齢別では去年までは50歳から79歳が一番高い率でしたが、今年は20歳から34歳までが女性層ではトップです。若い世代に一人旅が広がっていることが窺えます。

(2014年7月29日掲載)